7月の末に慌しいながらも無事、東京へ引越してきた。
当たり前だがまだまだ慣れないことが多い割には過ごしていて
不便なことはないということはどういうことなのだろう。
色々なことを書きたいのだが、なかなかまとまらない。
今月17日(火)に急遽、下北沢THREEにてライブすることになった。
ハコの人には無理言ったのかもしれない。
今のところは一人でやる予定。

試したいことがたくさんある。

急だけど、都合つく方は観に来てください。

ここ最近は雨、もしくは曇り。季節は否が応でも梅雨なのです。
この時期にはリトルテンポを聴く日が多い。なんとも心地よい。
僕はきっとダブは演奏しないけど、いつまでも愛聴したい音種です。
ダヴの醍醐味には裏打ちリズム、そしてディレイ、エコーなどなど。
何をしてダブというのかは人それぞれだと思いますが、僕なんかは
リズムが裏打ちで、小気味良いリズムギターが入って、ウォームな
アナログディレイ、エコーが響けばもうそれでダブ。


話は変わりますがギターエフェクターの中でもアナログディレイは
自分のギター演奏の要素としてかなり大きな役割を占めています。
それは、聴けばすぐわかる大げさに効いたディレイから、ほんの少しだけ
効いている時まで。僕にとっては可能な限りディレイとはリアルタイムで
その効果をコントロールしたい。こんな言い方は大げさかもしれませんが、
フレーズに息遣いを与えるような、もしくはモーションを与えるツールかもしれません。現在愛用しているのはMAXONのAD−999。僕はこいつの
力をいつか100%出しきりたいと思って日々向かっています。
アナログディレイをとてもかっこよく効果的に使用しているバンド、もしくは
ソロの人の演奏を一度観て見たいなぁ。ほんとまだまだ知らないことは多いなぁ。

いつの日のことか忘れたけど、パソコンが壊れた。
何の前触れもなく急に。「キレた」感じだったなぁ。
それ以来パソコンに近づくのなんだか億劫だったかも。

本日のことなのですが、大阪はアメ村のFANJtwiceにて
ライブしてきます。DEADPHONEではなくインスト中心の
BROTHERS ROYAL。自分の中の物語、映画好きの趣向を
特化させたプロジェクト。30分間音が途絶えることなく
ノンストップでやってきます。

そういえば、最近、加藤周一のドキュメント映画『しかしそれだけではない』を観た。
中学の時、はじめて読んだのが確か、、、
『余暇としての文化』だったかな?題名は忘れちゃったけど。
ひどくかっこいい人だなと思ったことを記憶している。
映像の質感はあまり自分の好みではなかったけど、かっこいいなぁ、
加藤周一の丁寧な言葉使い。このフィルムの時点でかなりの
高齢なのに、とても丁寧に流れるように言葉が流れているなぁ。

日々が過ぎていくね。


最近久しぶりに、「おおっ!音楽に生きてるね」って感じられる演奏家
話す機会がありまして、なんだか刺激をもらいました。
音楽について、演奏する側でがんばっている人と最近は言葉を
交わす機会がほとんどない。それは僕が外に向かってアンテナを張って
いないからだろう。曲を考えたり、音楽の勉強したり、と同じくらい
自己のイメージを外に打ち出すことも、同じくらい大事なこととわかっていながら
なかなか外向きに自分は向かっていないなと思うわけです。
今はこのままで良いと思っているから良いわけで、そのうち、これはまずいなぁと
思えばまた外に向きを変えるだろう。
色々と構想はあるものの、まだまだ一人の力が弱いなぁとも思う。

しばらくここに何かを記すこと止まってました。


先月はほんと雨が多く曇りがちな日々が多かった。元来の性分なのでしょうが
雨は苦手です。気が滅入ります。そんな日に一体みなさんはどうやって乗り越える
のかがたまに気になります。しかしながらそのような日々の些細な所作を語るなのどという
悠長なことを良しとする知人、友人もなんだか最近めっきりと自分の周りから
減ってきた事実もまたいっそう気分を滅入らせます。
ある日、あまりに気が滅入る日があり、ひとつここはその気の滅入りに乗じて
さらに滅入らしてみよう、無理に楽しむのではなくそれとなく今の気分に近いと
自分が思う物語を読むことも実は良いのかもと、最初に手にしたのは太宰治
人間失格。手にした次の瞬間に投げ捨てました。
これはいただけない、この本だけは実にいただけない。
昔は良かった。自分が滅入り、また作中の人物も同じように滅入っている。
負な共感による安堵、太宰作品は共感による安堵感はあるがその先が感じられない。
それもある時期は悪くないと思うが、急にそんなナルシストな太宰に嫌気がさしてくるのです。
落ち着いて考えれば、ここは梶井基次郎でしょう。同じく気が滅入るような人物なのですが、
彼は太宰とはまったく違う。滅入ってはいるがどの作品の主人公も『凛』としているのです。
そこにとても儚い強さを感じ取ることができます。これは良い。
太宰を知り、そして梶井を知らないままの自分がいたとしたら、、、キモって感じです。

i-podで音楽聴こうとしてイヤホンをモゾモゾと取り出すときに
決まって右手で『L』を取り上げてしまうことってないですか。
僕はかなりあります。一回で『R』を取り出せた時には普通に
嬉しく思うし、あまつさえ今日はなんか良いことありそうとさえ
思う。


ここ最近本当に気候が不安定で疲れますね。
こんなに晴れたり曇ったり雨降ったりと落ち着かない気候が
続く日々に少々嫌気がさします。
先日、久しぶりに京都へ行きました。目的は長谷川等伯展。
いやー素晴らしかった。特に後期の墨のみで描かれる風景画は
湿り気を帯びた、ストイックな風景がとてもかっこよかった。
そう、かっこよいのです。和風というより和そのものでした。
ついでに三十三間堂も行きました。以外と初体験でした。
ものすごいですね。行ったことない方、ぜひい行ってみてください。
圧巻ですよ。圧巻。


繰り返す日々の中、同じような繰り返しでないとわかっていても
やはりその細やかな日々の差異を感じ取る触覚を保持することは
実に難しい。きっと同じでも良いのでしょう。
しかしながら、それでは納得できない自分がいるのもまた事実。
この雨があがる頃には、新たな決心のもと、まい進して行きたいものです。